1118鬼日和
鬼日和 〈おにびより〉
畑中弘子:作 星野杏子:画
A5判上製 216ページ 定価:1,700円+税
ISBN978-4-86261-191-8 C8093
発行:2024年2月
対象:小学校中学年から
内容
赤い蛍に誘われて、記憶をなくした少女が迷い込んだのは、おそろしいほどに美しい鬼の世界。
鬼の少年と友情を結びながら、異世界で自分を取り戻していく少女の冒険ファンタジー。
『鬼の助』『おによろし』『おにしずく』『おにごころ』の著者が贈る、“鬼とひとの物語”シリーズ集大成!
* * *
安奈は小学五年生。
家族に「置いてきぼり」にされたある朝、遠く大角山に赤い蛍を見た。
蛍を追いかけてきた安奈は、鬼臣村という不思議な村に迷い込み、太郎という少年に助けられる。
太郎とともに赤い蛍を探しながら村になじんでいく安奈だったが……。
目次
第一章 赤い蛍
第二章 鬼の太郎
第三章 鬼臣のおばば
第四章 洞窟探検
第五章 羽衣
第六章 脱鬼の血
第七章 雪の日
著者プロフィール
■作:畑中弘子(はたなか ひろこ)
神戸市在住。日本児童文芸家協会会員。世界鬼学会会員。「プロミネンス」「プレアデス」会員。
主な著書に『鬼の助』『おによろし』『おにしずく』『おにごころ』(てらいんく)、『わらいっ子』(講談社)、『ワルルルさん』(くもん出版)、『地震がおきたら』(BL出版)などがある。
HP『ピッポ・ポおはなし村』
■画:星野杏子(ほしの きょうこ)
兵庫県神戸市生まれのイラストレーター・漫画家。
画家である祖父の影響で幼少期から絵を身近に育ち、現在は別名義で制作活動を行っている。作風はアナログからデジタルまで幅広く、新しい物を積極的に取り入れていくスタイルです。猫をこよなく愛する愛猫家。