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1212ちびだこ ハッポン の 海

ちびだこ ハッポン の 海

井上夕香:作 松岡幸子・花宇井ヌーラ:絵
四六判並製 176ページ  定価:本体1,200円+税
ISBN978-4-86261-150-5 C8093
発行:2019年11月
対象:小学校中級から

★ご注文について

9784862611505ちびだこハッポンの海400

内容

ちびでいじめられっ子、
でも、アイディアと好奇心はだれにも負けない!

こわれた長靴に色あせたおしめカバー……、海の底には「お宝」がいっぱい!
でも、七本足のちびだこ・ハッポンは、なわばりの外に広がる世界に行ってみたくて仕方がない。
猛反対の兄ちゃんを説きふせて、ついに旅立ちの日がやってきた!
広い海で待っていたのは、たくさんの出会い。オオシャコガイ、アオウミガメ、オニヒトデ、島のじいじ、虹色の羽を持つふしぎなお魚ユメプ。
そして、だれもがおそれるクロゴンさまの正体と、「お宝」のほんとうの意味を知り……。
さらに、海の生き物たちをおそう大あらしがやってくる!

* * *

海に捨てたごみが、溶けたり崩れたりして消え去るまで、何週間、何か月、あるいは何年間かかるでしょうか?

1.新聞紙 2.木綿の布 3.ロープ 4.ウールの布
5.ペンキをぬった木材 6.アルミニュームの缶 7.プラスチックのびん 8.ガラスのびん    
(答えは本書「あとがき」にあります。)

* * *

※本作品は、「ヒッポと空いろ人魚」(朝日小学生新聞連載、1978年)、『ちびだこ ハッポン』(太平出版社、1984年)をもとに、さらに改題、改稿したものです。

目次

1 かざりもの 
2 ピッカピン
3 タコ児童化けくらべコンテスト  
4 外の世界に行きたいよ
5 出発
6 沈没船のお化け
7 オオシャコガイのジジプ
8 海底ネット
9 ユメプちゃん
10 海底のイボウミユリの話
11 砂漠の怪物
12 奇跡
13 ジャノメナマコ
14 アオウミガメの水中バス
15 ウミガメの島
16 島のじいじ
17 新種の魚
18 砂ガニどん
19 四人の人間
20 消えたユメプ
21 あらしの季節
22 避難
23 お宝逃げる
24 朝が来た
25 ふしぎな卵

あとがき

著者プロフィール

■作:井上夕香(いのうえ ゆうか)
童話作家。毎日新聞児童小説新人賞、小川未明文学賞優秀賞。読書感想画中央コンクール、読書感想文コンクール等で受賞。『実験犬シロのねがい』『みーんなそろって学校へ行きたい!』『わたし、獣医になります!』『しあわせな動物園』『ムナのふしぎ時間』『六時の鐘が鳴ったとき 少女たちの戦争体験』『ふしぎ猫ナズレの冒険クルーズ』他著作多数。

■カバー・とびら絵:花宇井ヌーラ(はんなうい ぬーら)
シリア人芸術家、グラフィックデザイナー。シリア、アラブ首長国連邦、レバノンで、作家、児童書、教科書などの表紙を多数製作。現在東京で漫画家になるべく修行中。

■挿画:松岡幸子(まつおか ゆきこ)
毎日小学生新聞 「ハムスター物語」、朝日小学生新聞「ヒッポと空いろ人魚」、「実験動物センター学術誌」挿し絵、その他同人誌にイラストや挿し絵を描く。 短歌結社「新青虹」にて短歌を詠む。

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