2191ラジオ塔は知っている
ラジオ塔は知っている
松本祐佳:著
定価:本体1,400円+税
A5変型判 48ページ 上製 ISBN978-4-86261-031-7
発行:2008年8月
対象:小学校低学年~
内容
終戦当時の京都の町、人、くらしを描いた水彩画を通して伝える、平和へのメッセージ。
当時小学生だった少年の目を通して、京の町の戦争、心の中に残る悲しい記憶を語る。
終戦の直前、避難場所確保のために、人が生活する家の取り壊しが命令された。
留守を守る近辺の女、子どもたちが集まって、家を取り壊す。
ともに遊んだ友達の家、想い出いっぱいの家に縄をかけ、引き倒す。手に力を振り絞って縄をひく。
その心の傷は、60年過ぎた今も痛み続ける。
著者プロフィール
■著:松本祐佳(マツモト ユカ)
日本児童文学者協会員・京鹿子社 俳句同人:文人連盟会員
「ギャラリーM」経営
(著書)「一条戻り橋ーわらべうたを歩く」「京町家の四季」