3152生きるまほう
子ども 詩のポケット52
清野倭文子詩集 生きるまほう
清野倭文子：著
A5判上製 94ページ 定価：本体1,400円＋税
ISBN978-4-86261-143-7 C8392
発行：2019年2月
対象：小学校低学年～
第6回児童ペン賞・詩集賞受賞
内容
心がぺこぺこなとき
生きるまほうをかけにいく……
◎45編を収載した少年詩集。
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ながいこと立ちよみして
一さつの詩集を買った
ほがらかで
おこりんぼで
なきむしで
やさしすぎる
ひとりの詩人が
この本のなかにいる
長い道
出会いも別れも
この本のなかにある
海よりも大きいのに
手のひらにのっている不思議
ハタハタと羽ばたいて
飛んでいきそうな気がして
胸にだきしめて
家へ帰る
――「詩集を買う」より
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★詩は、生きていて心があるかぎり、星のように生まれてくる。
流れ星のように一しゅんできえていく詩もあるけれど、
だれかの心にとどいて光る、幸せな詩もあるかもしれない。
――清野倭文子「あとがき」より
目次
＊月夜のひつじ
ひみつ／生きるまほう／すきなことば／ドスン／月夜のひつじ／冬が来る／詩集を買う／月夜／オバケにすかれて／一本の木／風の居場所／秋の扉
＊じゅぎょうさんかん
じゅぎょうさんかん／こじんめんだんの日／しつもん／りんごちゃん／最強の人／スタート／つむじ風／小学生の田んぼ／あつい日／朝顔／斜めの橋
＊父のいる風景
丘の上で／「いななきます」／明かり／親鳥／寝かせる／秋になる／おふろのまほう／おじいちゃんちの猫／ひとり節分／あっというま／ねこまくら／父のいる風景
＊ハートのゆくえ
ハートのゆくえ／武器がブーメランなら／やさしい電車／もういいよ／わたしはきっと／新しい年／遠いあした／冬の時／静かな桜／さくらが咲くと
あとがき
著者プロフィール
■著：清野倭文子（せいの しずこ）
長崎県生まれ 横浜市在住
詩誌「かもめ号」 児童文学誌「ももたろう」「象」同人
神奈川新聞文芸コンクール詩部門受賞
いろは文学賞大賞受賞など
詩集「ちいさな秘密」（銀の鈴社）
