3405夢の庭
内容
『見えない空に』『時の声が聞こえてくる』の高崎乃理子がおくる最新詩集。
美しく繊細な言葉で紡がれた、三十一編を収載。
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夢の重さは
どれくらい
春の野原に
うかぶ雲
しずかに 流れる
ひつじ雲
夢の重さは
どれくらい
春の野原に
うかぶ雲
はぐれて さみしい
ひつじ雲
・・・・・・
(「夢の重さ」より)
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目次
●水音
春の雨/春のはじめ/春のおとずれ/それぞれのみどり/
ミモザ/どくだみ/水音/夏の影/夏草/ぎんもくせい/
きんもくせい/十月桜/月を呼ぶ
●夢の扉
もう一度/夢の重さ/夢の庭/鐘の音/夢の扉/赤い橋/
波の音/未来へ/やさしい顔
●しなやかに
かすかな重み/あの木/せせらぎ/大きな木/しなやかに/
青い水/あなたに/白い花/翼を持ったサメのように
天空も─あとがきに代えて─
著者プロフィール
■高崎 乃理子(タカザキ ノリコ)
徳島に生まれる
詩集
『さえずりの木』『妖精の好きな木』(かど創房)
『おかあさんの庭』(教育出版センター)
『呼ぶ声』(思潮社)
『見えない空に』(てらいんく)
『時の声が聞こえてくる』(てらいんく)
共著
『輝け!いのちの詩』『いま、きみにいのちの詩を』(小学館)
『愛の花たば』、ユーモア詩のえほん『ぼくの犬は無口です』(岩崎書店)
『詩はうちゅう3年生』(ポプラ社)
『元気がでる詩5年生』(理論社)
みみずく同人、(社)日本歌曲振興会会員、(社)日本ペンクラブ会員