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6112中国うさぎ ドイツの草

中国うさぎ ドイツの草

周鋭、周双寧:作 寺前君子:訳 友永和子:絵
A5判上製 384ページ  定価:本体2,500円+税
ISBN978-4-86261-158-1 C8097
発行:2020年10月

★ご注文について

9784862611581中国うさぎ ドイツの草

内容

ぼくの名前はアイルアン、ドイツ生まれ、ドイツ育ちの中国人。

ドイツで生まれ育った中国人少年・アイルアンの誕生から思春期までの成長物語。
異文化に生きるアイルアンの毎日は、驚きと発見の連続!
多国籍の仲間や隣人にかこまれたドイツでの暮らし、個性豊かな同胞や、祖国・中国に住む親戚たちとの交流、日常から見えるドイツと中国の文化の違いなどをユーモラスに描く。

中国の人気シリーズ、待望の日本語版!

「あとがき」より

 本作品『中国うさぎ ドイツの草』は、ドイツで生まれ育った中国人の男の子(うさぎ年生まれ)の誕生から思春期までの日常を描いた作品です。タイトルが言い得て妙。さすが、童話作家周鋭さんだと思います。全二十章からなり、各章ごとにテーマが設定されて、物語が完結しています。主人公のアイルアンは、作者の甥御さんがモデルです。甥御さんの日常のさまざまな出来事を題材に、その母親である作者の妹さん(周双寧)とメールでやりとりしながら、書き上げられた作品で、お二人の共著となっています。
 読者は、主人公アイルアンの物語を楽しみながら、ドイツで暮らす中国の子どもたち個々人の日常、ドイツ在住の中国人の生活と意識、ドイツ社会、ドイツ人気質、ドイツの子どもたちの生活、中国文化とドイツ文化との違いなど、この作品からさまざまなことを知り、考えさせられます。そして、日本の読者にとっては、ドイツ、中国に日本をかさねあわせ、三つの国の違いや共通点を考えながら、読み進めることができます。
(訳者「あとがき」より)

目次

前書き   周鋭
第一章 どうして名前が二つあるかって?
第二章 おばあちゃんに「ダンケ」という孫
第三章 ちょうちんまつり
第四章 ぼくがもらったのは、犬のメダルなの!?
第五章 ごろごろ転がるだけじゃ
第六章 こわい映画で誕生祝い
第七章 おおかみ先生はマフィア?
第八章 国際協力でしあげた宿題
第九章 女子党、男子党をうちまかす
第十章 長城に着いたら、汗びっしょり!
第十一章 黒い肺
第十二章 ボーイ・スカウト
第十三章 交換留学
第十四章 ママは毎日でもケーキを焼きたいわ
第十五章 リンナの誕生会
第十六章 中国語学校
第十七章 新「三度怒った周瑜」
第十八章 ハイル夫妻
第十九章 悪い点数と仲良しの男の子たち
第二十章 インターネットをしよう! 
あとがき   寺前君子    

著者プロフィール

■作:周鋭  
1953年生まれ。上海在住の児童文学作家。中国作家協会会員。『周鋭童話選』『爸爸的紅門』等、著作多数。全国優秀児童文学賞、新時代優秀少年文芸読物一等賞、宋慶齢児童文学賞等、多くの賞を受賞している。

■作:周双寧 
1957年生まれ。現在ドイツ在住。『長江日報』に散文を発表。

■訳:寺前君子  
大阪生まれ。関西大学大学院文学研究科修了。梅花女子大学大学院博士後期課程満期退学。文学博士。日本児童文学学会会員、中国児童文学研究会会員、日中児童文学美術交流センター会員。

■題字・表紙・挿画:友永和子  
1943年生まれ。大阪学芸大学(現大阪教育大学)美術学科卒業後、教職に就く(中学校10年、高等学校33年)。個展・グループ展で作品を発表、今日に至る。 

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