7206テレビ 我が人生
テレビ 我が人生
前田昭治:著 高垣真理:表紙絵
四六判上製 206ページ 定価:本体1,600円+税
ISBN978-4-86261-163-5 C0095
発行:2021年01月
内容
激動の時代をテレビとともに駆け抜けた!
米国施政権下の特派員として報道に携わった沖縄返還、7日間動かずに見つめつづけ、歴史的放送となったあさま山荘事件、大騒ぎしながら準備をした初めての宮中晩餐会中継、歩けど歩けど焼け野原となってしまった酒田大火……。
NHKのディレクターとして日本の激動期を体感してきた著者が、テレビを通じて時代の姿をお茶の間に届けつづけた日々の記録。
目次
プロローグ
●第一章 初めての沖縄
一、スタート・あすをひらく
二、早稲田大学・大浜信泉
三、基地・安保反対 屋良朝苗
四、兼城一の沖縄一中勤皇隊
五、大田昌秀の戦争と平和
六、前田義徳会長の沖縄訪問
●第二章 沖縄の放送史
一、初めて流れるNHK放送
二、公共放送 沖縄放送協会の発足
三、沖縄の電波行政とマイクロ事情
四、生まれつつある「支払いの義務」
五、電波による本土との一体感
六、初めての公選主席の誕生
七、OHK 那覇中央放送局の開局
八、受信機と受信料の問題
九、沖縄の夜明け
十、沖縄の即時無条件付返還要求大会
●第三章 テレビ放送時代
一、スタジオ102は大躍進
二、木村太郎 NC9
三、宮中晩餐会は初中継
四、あさま山荘事件は98%
五、関東大震災は火災旋風
●第四章 北陸報道に知恵
一、収納成績日本一
二、戦争の天才・石原莞爾
三、ケーシー高峰医事漫談
四、今日も視聴者に支えられて
五、酒田大火からの報告 科学放送賞
●第五章 日常生活にラジオを
一、見直されてきたラジオ
二、ながら聴取観への反省
三、ラジオに対するNeedsは何か
四、ラジオをいかす対話放送
五、朝のロータリー 午後のロータリー 夜のジャーナル
●第六章 中部で情報発信
一、NHK名古屋放送局
二、ウイークエンド中部の好評
三、映画フィルムの魅力
四、「フレームイン」入局
●第七章 生きた生活
一、結婚は見合いで
二、中学時代の貴重な気風
三、NHKディレクター二〇年
四、基本は手まわしの蓄音器
五、世代を越えた生き方
●第八章 オペラはすばらしい
一、オペラは情熱
二、オペラとの出合い
三、オペラと芸術
四、オペラとあさお
五、海外と日本のオペラ
六、オペラは永遠の美である
あとがき
著者プロフィール
■前田昭治(まえだ しょうじ)
1934年5月9日 愛知県生まれ
1957年 早稲田大学法学部卒業
日本放送協会(NHK)に入局し、報道局・教育局にてチーフ・ディレクター、海外特派員(米国施政権下の沖縄)を務める。
◯主な活動
・1 川崎市麻生区区政推進会議委員
・2 あさお市民活動サポートセンター理事
・3 川崎市市民利用施設市民検討委員会委員
・4 大学の特別講義
豊橋創造大学「現代メディア」「国際関係論」
◯著書
「沖縄の米軍基地」「沖縄の放送史」
◯受賞
科学放送賞 NHK特集「酒田大火からの報告」(1977年7月)
沖縄放送教育研究会特別賞「沖縄での放送教育活動」
◯海外取材
60か国(ドイツ、イギリス、アメリカ、フランス、イタリア、ロシアほか)