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1110約束の木

約束の木

菊池和美:作 藤本有紀子:絵
四六判 144ページ 上製 定価:1,200円+税
ISBN978-4-86261-124-6
発行:2017年02月
対象:小学校低学年~

★ご注文について

約束の木

内容

里山に暮らす小さな生き物たちの姿を通して、命や自然の大切さを問う童話集。

●約束の木
里山に暮らす仲良しのタヌキ、ポンタとポン子の楽しみは、一緒にドングリを拾い、大きなコナラの木の下のベンチで楽しくおしゃべりをすること。でもあるとき、ふたりがすむ山に、突然ブルドーザーがやってきた! はなればなれになるふたりは、また一緒にどんぐりを拾おうと約束する。このコナラの木は、人間が「大切にする」と約束した保存樹だから、この木の下でならきっとまた会える! そう思って安心していたポンタだったが、ポン子は現れない。山の開発が進み、すむ場所を追われ、少しずつ弱りながらもポン子を待ち続けたポンタは、ある行動を起こすが……。

●ひとりぼっちのコロ
日照りが続いた田んぼで、無事にカエルになれたのは「コロ」だけでした。いつもひとりぼっちのコロが何よりもほしいのは、友達。アメンボ、かたつむり、ホタルなどの色々な生き物や、ついにはお月様とまで仲良くなろうとするコロですが、なかなかうまくいきません。さびしくなり、歌声にも元気がなくなったコロの前に、あるとき同じようにひとりぼっちのカエルが現れて……。

目次

・「約束の木」
・「ひとりぼっちのコロ」

著者プロフィール

■作:菊池和美(キクチ カズミ)

東京都清瀬市出身、稲城市在住。東京理科大学薬学部卒、早稲田大学法学部修士課程卒。
昭和62年に「稲城の自然と子どもを守る会」を結成し、親子で稲城の自然と触れ合う活動を続ける。会の活動が第2回コカコーラ環境教育賞を受賞。その後「南山の自然を守る会」の代表を経て現在は都市農業を応援する活動や、お年寄りからの聞き書きの記録、市民劇団の脚本も手掛ける。
平成27年、小説『梨下の太陽』で明治大学連合父母会文学賞「倉橋由美子文芸賞」佳作受賞。「真円の夢」で平成28年農民文学賞最終ノミネート。
東京都薬用植物講師、薬剤師、4児の母。
著書 
『ふるさとむかしむかし』クロストーク、2008年
『南山の生きものたち写真集』共著、2009年
『地域農業ミュージアム』トーク出版、2011年
『星になりたかったハンミョウ』(里山の生き物たち・1)てらいんく、2013年
『ノウサギとヤマユリ』(里山の生き物たち・2)てらいんく、2014年
『森のお花見』(里山の生き物たち・3)てらいんく、2015年
稲城の梨生産組合130周年記念誌『梨栽培と共に生きる』で「稲城の梨百人百話」を担当、2015年
『梨下の太陽』(自費出版) 2015年
『真円の夢』(自費出版) 2016年

■絵:藤本有紀子(フジモト ユキコ)

イラストレーター、画家。名古屋市出身、東京都在住。国学院大学文学部卒。武蔵野美術大学中退。
小さい頃から動物が大好きで、動物の絵を多く描き続けています。画材は水彩絵具の他、ペン、パステル、デジタルソフトも使って作成しています。
「あさんライブミュージアム物語」(2005年、あさんライブミュージアム運営協議会発行)のイラスト、デザイン。
北東画廊(2004年)、アカシア画廊(2006年)、ギャラリー日比谷(2006年〜)等にて個展を開催。

菊池和美の絵本シリーズ・里山の生き物たち

――里山に生きるさまざまな「命」の物語――
① 星になりたかったハンミョウ (作・菊池和美 絵・稲田善樹)
② ノウサギとヤマユリ (絵と文・菊池和美)
③ 森のお花見 (作・菊池和美 絵・小山 混)

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